「溝の口ってどんな人達が住んでいるんですか。」
「やはり、都内で働いている方が多いですね。特にファミリー層は多いかもです。都内より1〜2割家賃がやすいので、それだけでも住みやすいと感じるのかもしれませんね。」
東京に近い駅ですし、急行が止まるし。
生活に必要なスペックは全てそろっているし、交通の便もいいし。
そんな溝の口では「住む」と「飲む」「遊ぶ」な場はあるけど、「働く」の場は少なかった現状でした。
大人は、働いて帰ってくる場所。
学生は、学校と家のターミナル駅として。そして友達とカラオケやゲーセンで遊ぶため。
しかし!!最近ではちょっと変わってきました。
何が変わった!?
「溝の口」が変わったのか、と言われるとそうでもないかもしれません。
むしろ利用している大人や学生の行動や感情が変わった、そしてちょっとした時代の変化、なのかもしれない。
だから、こんな場所もいいのでしょうね。
地域に開けた職場、シェアオフィスを目指します!
本日紹介するのは、溝の口にはない新しいランドマーク的存在の場所。
それは、シェアオフィス&フリースペースのnokutica(ノクチカ)です。
かつては宿場町だった溝の口。
大山街道を中心に商業が発展したマチです。
このマチを100年近く見続けてきた元診療所だった建物を見事に再生し、新たな時代のランドマークとして大人たちが動く、そして、集まる環境を創り上げています。
集まる人達は老いも若きもクリエーターから、趣味で色々な作品作りをする主婦の方まで幅広い層です。
二階部分は会員制のシェアオフィスとして個人のお客様が毎日ここでお仕事をしています。
休憩の時などは、この場所を使う新しい仲間同士の情報交換等が行われ、新たな事業やお仕事の交差点的役割もになっているそう。
「お仕事をするには静かで落ち着く空間です。昨年12月のオープン以来現在まで20名程の会員登録者様に利用頂いています。日々短時間利用の方も含め一日4〜5名が実際にいらっしゃいます。皆様環境には満足頂いているようで嬉しいですね。」
一階には時間貸しのフリースペースが2カ所と大広間。
そして玄関横には小さなカフェスタンド・アベコーヒーが併設しております。
テイクアウトのためシェアオフィスで働く方々や道行く人達に大人気!!
そうなんですよ!!溝の口って本当にカフェがなかったんですよね。
「現在スタートしたばかりですが、思った以上に多くの方にノクチカを知って頂けて。見学者さんは日々来場頂けていますし、フリースペースを使った個展やワークショップ等も開催して頂いています。今後もこの溝の口という場所にもっともっとなじむ場所としてオフィス利用して頂いている方とともに地元にお住まいの方々にも開ける場にしていきたいですね。」運営会社担当者様)
どんどん都会化している昨今の開発事業の中で、あるものを今の時代の活用法で大事に使っていくことはこれからのテーマかもしれませんね。
不動産業界の一人として、このnokuticaのような再利用、再構築のカタチの担い手になっていけたらいいな〜と改めて実感しています。