運はつかむもの。
きっかけはふとした瞬間に訪れる。
そういった考え方もあります。
でも、きっかけや運を自分で創ることもできるのじゃないか。
そう思って日々動いていますが。
ここ大阪エリアにもそんな想いで動き続けている方がいます。
今日のわくちんネイバーさんが木本孝広さんです。
今回の関西の旅の目的の一つは彼の行動、活動を拝見することでした。
拠点を関東に置きながら、実家のある宝塚の小林にて賃貸経営をする木本さんです。
東京での主な活動の一つは、西武池袋線、椎名町駅にございます「シーナと一平」ですね。
空き家をリノベーションし、元とんかつ屋さんだった建物を、宿に変身させました。
この町の魅力を最大限に味逢うためのポイントとして外国の方や地元の主婦さんに気に入られています。
直径100メートルのまちづくり。場所と仕掛けがあれば人は集まる。
木本さんは、阪急の小さな町にある賃貸物件の再生を見事に果たした方。
街のインフラとともに人の集まる場所や動線が変わっていく話は、地方都市のみならず都会でもよく耳にすること。
新しい街づくりのために自然をなくし道路を通し、大きなショッピングセンターや住宅ビルが建つ。
最初は新しいもの見たさに人は集まりますが、風化も早いのが現実のような。
そういった場所で大家さんにとっては、それに合わせて移動することなんてそう簡単にできない。
でも、動けない建物を所有しているからこそ、できることはたくさんあります。
私はこういった旅を続ける中で、賃貸物件で街を変える活動をしている方々を見てきました。
どんな地方でも、エリアでも。
人が動けば何か変化が起きる。
そして、場所があれば人を集めることができる。
そう感じています。
彼はご自身所有の古い物件を生かす形と新築として立て直す二つの形を作り、その小さなエリアに名前を付けました。
イノベーションを起こす街。それが「イノタウン」です。

シャッター商店街だった店舗物件では、借り手とともに店舗を作る形をとり、共同作業でショップを作りました。
一つ一つシャッターを開け、ひとつひとつの個性を丁寧に置いていく。
今ではデザインオフィスや雑貨屋さん、カフェなどが軒を連ねています。

商売や利益の話ってもちろんどんな人にもあるけれど、そういった話関係なしに人と人とが単純な自然な楽しい話を毎日出来る環境をつくりたい。
一緒に住む場所働く場所をつくって、一緒にどうしたらいいか考えて。
そんな場所が完成したら、今度はどんな街にするかを一緒に考えて。
住人さん達は外から来ているのに、だんだんと地元のようになってくる。
そんな場所を提供したいですね。
いい人達が集まるとイイコトが起こる。
毎日の生活にいつも人が関わっていくって幸せなことだな~~、って。
改めて感じましたね。