初!神戸。KOBE。
港町で横浜と似ている。神戸牛。
この浅~い情報のみで行ってきました。
神戸は北野という街。
神戸港よりまっすぐと歩くとそこが北野の丘です。
開港時に多くの外国人がこのエリアに住み着き、開拓したためとても異国情緒あふれるエリアでございます。
スターバックスコーヒーもそんな異人のお住まいをうまくリフォームしたかっこいい佇まいに。
このような外観が並んでいると、日本じゃなく海外旅行に来た気分になれるのが、ちょっとお得ですよね。
アイビーやお花をあしらったカフェも街並みにとってもマッチしていて素敵でした。
詳しいこのエリア情報はこちらからどうぞ。
https://www.feel-kobe.jp/area-guide/kitano-shinkobe/
とはいえ、今回の神戸訪問の目的は、「やっぱり港町神戸はおしゃれでしたね~~~。」。。ではなくて~~っ。
先日この北野エリアにオープンしました神戸R不動産さんの手掛けるシェアオフィス「KITANOMAD」と「FARMSTAND」を見学させていただくためでございました。
まさにこの2018年5月にOPENしたこの場所。
まだ1か月足らずにもかかわらず、企業や個人事業主の方々が仕事をしている姿がありました。
以前からこのエリアでシェアオフィスを運営されていたという有限会社Lusieの代表取締役の小泉さんにアテンドいただき施設内を見せていただきました。
築古のRCのイメージはしっかりとそこにあり歴史を感じる造りやオブジェが。
そこに新しい今のエッセンスがたくさん取り込まれていました。
KITANOMAD内には現在コワーキングスペースとプライベート個室の2パターンがあります。
コワーキングスペースに関してもフリーという形でお貸しするのではなく、椅子一つとその前のデスクスペースを借りるシステムをとっているそうです。
デザインやコンセプトはすべてアメリカはポートランドのそれをイメージし作り上げた。
エリアに住んでエリアで働く。エリア共有の流れ、ハブを作りたい!
スペースはとにかくオープンフィールドに。
プライベートスペースとはいっても壁や仕切りもなく、大きなスペースにエリアわけがしてあるだけの簡素なつくりに。
コミュニケーションやコーポレートな環境であることを場づくりから主張するいい形だと思いましたね。
こちらのスペースは、とてもガッテンの行く場所でした。
何の場所だと思いますか。
これはスカイプミーティングや仕事の電話やチャットなど音声を伴うお仕事をする場所でございます。
確かにシェアオフィスってあまりざわざわしていないため、ちょっとした電話でも意外にうるさかったりするんですよね。
それと電話が始まると注意もしにくい。
こういった場所は確かに必要かもです。
「働き方に変化が大きい昨今、できるだけ暮らしているエリアで働きたいという人が増えているのは確かです。同じ神戸に住んでいる人たちがこの場所で横のつながりを作り新たなビジネスを始めていただけると、私たちとしてもうれしい限りです。そういったつながりが持ちやすくなるように、できるだけ壁をなくしたコミュニケーションを促す空間設計にしています。」
素晴らしいコンセプトに感動しました。
現在溝の口にて同じようなシェアオフィスnokuticaを運営する身として、すごく共感する部分が多かったです。
驚きはこの先です。
「職」を「食」にリンクさせた場所を同じビルの1F に作っていました。
毎週のように土曜日になると開催されていたEAT LOCAL KOBE FARMERS MARKET
続けるうちにここで売られているローカルフードを毎日手に入れたいという声がお客様から出始め、それと同時に売り手の農家さんたちからも同じように毎日食べてほしいとの声が高まり。
それがきっかけで「毎日地産地消を続けられる場所」を提供すべくオープンしたのがこのファーマースタンドだそうです。
地元神戸の野菜、農作物はもちろんEAT LOCAL KOBE FARMERS MARKETではなかなか売ることが難しかった海産物や牛乳や卵なども取り扱います。
とにかく新鮮なものに興味のある人たちの集いの場となり、併設するコーヒースタンドも人気です。
ちなみに珈琲も地元神戸のものだったり。
すごいことです!
地域資本主義。ローカルコミュニケーションのハブになる場所をもっともっと増やしたい。
時代性なのか、それともコミュニケーションの結果なのか。
どちらかわわかりません。どちらでもいいと思います。
このケース同様、エリアで地産地消が完成しているということは素晴らしいことです。
エリアに住む人は喜び、その周りの家族や友人たちも喜ぶ。
のちにそれが話題となれば、外から人が来て、このローカルビジネスを楽しみながらビジネスの担い手となる。
「神戸って実は『株式会社神戸市』と呼ばれるくらい、商売のうまい行政なんですよ。街路樹としてオリーブを採用し、地域の人とともに植樹したり、公園を民間にオープンに貸したり。そういった環境を、ベースを作ってくれるとすごく民間企業としても動きやすいですし、チャレンジをしよう!という気持ちにもなりやすいですね。」
現在の川崎市もほかの都市に比べれば市民に優しい環境を作ってくれています。
この環境がもっと加速し市民がなびき始めると、神戸のようなお洒落でかっこいい場所、いろいろな意味でコーポラティブな街へと成長するのではないでしょうか。
時間が過ぎるのがとっても早い見学会でした。
新しい行動の一つのアイデアとして、いいものいただいちゃいました(笑)
FARMSTAND EAT LOCAL KOBE FARMERS MARKET