祭用品店があります。
飲食店さん御用達のブッチャーがあります。
不思議な絵ですが。。上手いっ。
用品店がございます。
ごみのルールが貼ってあります。
スイカ丸ごと路上で売っています。
こんな下町、溝ノ口です。
いまでは若者が多く行き来する街になっていますが、昔ながらの町並みは変わらずですね。
「日本で一番大きな地方都市」として変化し続ける川崎の中でも中心に位置するこの場所。
ちょっとたまには。
そう思い一眼レフ片手に溝ノ口を撮影に。
そこで出会ったおじさんと話が弾んで。
僕が町並みを写真で撮っていると、
「ニコン!?」
と、声をかけてきたので、
「うん。」
と答えて。
(内心どうしたのだろうといきなりの声かけにビックリ!)
「やっぱりカメラはニコンだよねなぁ~~~。嬉しいよ。若い子がNikon使っていて。」
「Nikonが好きなんですか。」
「オレ、つくってたの。ニコンのカメラを」
まさかの出会いにビックリも有りながら、興味深い話に、「えぇ~~~~~そうなんですか。」
「もう20年近く前にやめっちゃったけどね。」
「じゃ~このカメラはおじさんがつくったものではないんだよね(笑´∀`)」
「ははははははははっ!」
って。
以前聞いていた話と、おじさんの話がマッチして。
実は溝ノ口は戦時中のNikonの工場拠点を持った場所のひとつなのです。
「おれは大井町で働いていたの。」
「そうそう、ニコン通りね。」
実は今の東急大井町線。
この線はニコンの溝ノ口工場と大井町工場を繋ぐ物流路線として出来たのが始まりなのです。
当時、溝ノ口ではカメラのレンズがつくられていて、望遠鏡や銃ののレンズを生産していたとか。
望遠試験の際に、溝ノ口から江戸城を望める稼働かを試験していたんですって。
おじちゃんは言っていました。
「あの頃は作業員はみんなこのあたりに住んでいて楽しかったよ。よく呑んだわ。酒を。」
今ではサラリーマンや若者の集うこの西口商店街も、昔はニコンの作業員さん達が同じような生活をしていたのでしょうかね。
最後は僕のも使っているD80でパシャリ。
笑顔で15分ほどお話が出来て。
突然出会ったおじさんと、笑顔で趣味の話が出来た時間。
なんだかワクワクしました。