私たちは人生の中で何度か住む家を変えるという経験をする。
進学をするとき、就職をするとき、結婚するとき、子供が生まれたとき。
特に、「結婚」と「出産」は住むエリアと住む場所の優先順位が変わる大きなタイミングになるでしょう。
かぞくが増えること。
それは住まいを変えること。
あなたはかぞくが増えたとき、どのように新しい住まいを選びますか?
「ねぇ、川崎市って子育ての支援とか手当てが充実してるんだって。引っ越し先、川崎市で考えるのはどう?」
「え?川崎?俺、ガラが悪いイメージしかないんだけど・・・。危ない街って感じ。」
「昔の川崎は、そういうイメージだよね。でも、今は違うって友里が言ってたよ。ほら、友里、今は溝の口に住んでるじゃない?私も遊びに行ったことあるけど、庶民的な街って感じだったよ。」
「ふーん、川崎ねぇ・・・。」
「健ちゃんが会社に行くのも、川崎だったら近いじゃない?横浜まで下るとちょっと遠くなるし。私も友里とか加奈が近くに住んでいると、集まりやすいし、子育てのことも聞きやすいし、安心なんだよね。」
「そうだよなー。うーん。」
「この子が生まれたら、教育にかかる費用も貯金しておきたいし、私もしばらく育休に入るから固定費は抑えたいじゃん?」
「そうだよねー。うーん。」
「ねえ、健ちゃん、話し、聞いてる!?早く決めないと、わたしお腹大きくなって動けなくなるからね!!」